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英国バースで発見!ゲリラガーデン 〜住宅街の空き地がエディブルガーデンに〜


バース(Bath)といえば、もちろん観光名所はローマンバス!! 街の中心地でしっかり観光もしました。

テルマエロマエを思い出します(笑)

なんと、イギリスでは、温泉はこのバース一箇所なんだそうです。温泉天国の日本では考えられないことですね。びっくり!

お湯が緑なのは、お湯が暖かいため、藻の成長を促してしまうそうですよ。

当時は高い屋根があって室内だったため、お湯の色は無色だったそうです。
この大道芸人さん、好きだな〜(笑)

でも、それ以上に、バース滞在を印象深いものにしてくれたのは、Couchsurfing で私たちをホストしてくれたNeilさんの存在でした。
(Couchsurfing とは、Couchsurfing のサイトを通じて知り合ったホストのお宅に泊まらせてもらったり、自宅にゲストを迎える仕組みです。現地のお家に泊めさせてもらう経験は、ホテル滞在では得られない現地の情報や、ホストの人間性に触れることができます。観光地を見て回るだけの旅が、2倍、3倍、充実したものになること間違えなし! チャレンジする価値ありです。)

Neilさんは小児科のお医者さんで、ボランティアとして海外の医療現場に赴いた経験もあるそうです。世界中を旅していて、日本にもシベリア鉄道に乗って来たことがあるそう!! とっても紳士的で、優しくて、知的で、ユーモアがあって、本当に素敵な人です。

Neilさんは数年前にパーマカルチャーのデザインコースを受けたことがあるそうで、自宅の庭もパーマカルチャーのメソッドを使ってデザインしたり、常に新しいことに挑戦しています。

バースの町は周りを自然で囲まれていて、少し歩けば素晴らしいお散歩コースを見つけることができます。都市と自然のエッジ、いいですねぇ〜

一番感動したのは、家からすぐ近くの空き地をゲリラガーデンにしたこと!!!!
本物のゲリラガーデン、初めて見た(笑)

数年前に植えた果樹はすでに背が高くなっていて、住宅街の景色にすっかり溶け込んでいます。
さくらんぼの実がなる時期が楽しみ♫


(赤い看板の建物の左手前のグリーンのスペースがゲリラガーデン)

作業した時は、夜中にこっそりと訪れて穴を掘って木を植えたそうですよ(笑)木の背がまだ低い時には、自治体の草刈りの時に折られてしまったり、ここまで成長するまでには色々とハプニングもあったようです。

初めて生で見たゲリラガーデンに感動!!
これは、日本に帰ったらやるしかないですね(笑)


(6月後半にもう一度訪れると、下草が刈られていました。さくらんぼももう直ぐ色づきそうでした!)


FINLAND


<Kaamanen>

 

<Rovaniemi>

 

<Kemi>


コッツウォルズのブリティッシュガーデン 〜Hidcort Manor Garden〜


せっかく英国に来たのだから、ブリティッシュガーデンとは何ぞや? を学ぶ & 感じるために、コッツウォルズ地方のチッピングカムデンにあるHidcort Manor Gardenを訪れました。

ここはLawrence Johnston氏によって1907年から約30年の歳月をかけて作られた庭園をです。Johnston氏は世界中から貴重な草花を自分の庭へ持ち帰るために、南アフリカや中国などの遠方の国々まで旅に出かけたそうです。当時の世界旅行と言えば、船で長い時間をかけて行ったのでしょうね〜ものすごい時間とお金がかけられています。


現在は20世紀を代表する英国式ガーデンとして知られ、1948年からは自然保護団体National Trust によって管理されています。
ロンドンから車で2時間かかる所ですが、日本人の観光客も多く見かけました。


まず、前置きをさせて頂くと、ここを訪れる前に「ブリティッシュガーデン」の定義を学習していなかったので、まずは実際のガーデンを見て、感じたままをメモ書きさせてもらいます。なので、「ブリティッシュガーデン」を良くご存知の方には、全くバカバカしい記事になるかもしれませんが、どうか笑ってご容赦下さいね。

まず、庭を眺めて印象的なのは、きれいに切り揃えられた生垣や造形された木々! 日本庭園にも同じ様な生垣を見かけることもありますが、なんだかさらにパワフルかつ大胆な気がします。人間の手で自然(植物)を完全にコントロールしているかのような、力強さを感じます。イメージは、まさに『不思議の国のアリス』のお城!


(息子は常に動き回っていました。ちっちゃく写っている息子を探して下さい…笑)
きれいな生垣を作るために、高さの違う2種類の木を用いている場所もあります。すごい!

そうかと思えば、一見「色んな種類の花が好き放題に咲き乱れてるんじゃ?!」と思うほど、ナチュラルにデザインされているゾーンもあり、どこまで計算され尽くして、手がかけられているのか/かけられていないのか、見分けがつかないところがまた非常に興味深いところです。

Johnston氏も「時間が経つにつれて、植物が次第に混ざり合って絡まり合って成長していく姿こそ素晴らしい」と考えていたようです (パンフレットにある説明文より)。

でも一見 ”自然”に見えても、30年の歳月をかけて全て作り込まれているのだから、花一つにしても最初の場所は人の手によって与えられたはずで…その後どこまでメンテナンスされているんだろう? などと考え始めると、この美しいガーデンの裏には、想像できないほどの膨大な手間ひまがかけられているような気がしてきます。

私達が訪れたのは午後の2時頃でしたが、庭園内で仕事をしている人は一人(草刈り)しか見かけなかったので、作業は主に開園前・後にやるのかなぁ〜大変だなぁなどと考えてしまいました。

広大な敷地は生垣によって区切られており、エリアによってテーマが全く異なっています。庭を歩いているだけで、色々な気分を味わうことができるので、純粋にとても楽しい!


子どもも大喜びで、生垣のトンネルをくぐり抜けたり、気に入った花の写真を撮ったりして、2時間ほどたっぷりと満喫しました。


敷地の裏方には、畑や草花の苗を育てるゾーンもあり、この広い庭園を維持するための努力を垣間見ることが出来ます。さぞ、大変なお仕事でしょう…


全体を総括すると「徹底的に作り込んだ”自然”美」といった感じでしょうか?

日本庭園との対比で言うと、日本庭園はそこに佇むことで心が穏やかで静かな状態になり、そこに配置された一つ一つのエレメントの意味を解釈したり、「心が洗われる」など内省するのに向いてるのに対して、ブリティッシュガーデン(として括るには、まだ時期尚早ですが) は、庭を歩くことでウキウキと楽しくなったり、ロマンチックな気分になったり、草花に近寄って小さな発見を喜んだり、Have fun♡ (なんて軽いことを書くと怒られるかもしれませんが) が沢山つまっているイメージです。両者とも人間が作った「庭」なのに、人間の心に対する作用が全く異なるのだなぁ〜と、この文化の違いにちょっと感動を覚えました。

このメモ書き、自分でもまたブリティッシュガーデンについて学んでから振り返って読んでみたいと思います(笑)


イタリア トスカーナ州 〜大自然の中での子育て〜


イタリア トスカーナ州、Pisaから電車で30分、Firenzeから1時間のところにあるLuccaという町の郊外に住むFrancoさんのお家に4泊させてもらいました。Francoさんと奥さんのEricaさんはともにイタリア北部のVerona出身で、約10年前にトスカーナに移り住み、4年前に現在の家を購入したそうです。

当初、家の裏山は荒れ放題で全く足を踏み入れられなかったため、自分達でユンボやチェーンソーを使って木を切り倒し、土地を整備し、階段を作り、子どもの遊ぶスペースやニワトリ小屋、小さな畑、水路など、必要なものを一つ一つ手作りして今の姿になったそうです。



私達の滞在中にも、Francoさんは作業小屋で黙々と新しい網戸を手作りしていて、本当に生き方がカッコいいお父さんです!


二人には三人の元気な男の子がいて、長男のEmiliano、次男のGiordano、三男のCamilloと、我が家のMizukiは一瞬で仲良くなりました。

夕方、みんなで近所を散歩していると、道端の木枝を拾ってチャンバラが始まったり、葉っぱを投げ合ったり、子ども達は自然豊かな環境でしか出来ない遊びをたくさん思いつきます。
子ども達四人は、まるで四兄弟かのように毎晩寝る直前まで遊んでいました!

EmilianoとGiordanoは小学生なので、朝8時頃に家を出て、スクールバスで学校に向かいます。私達の滞在中に、「先生がストライキしたから、今日は学校休みだってー!」なんてことがありました。全校生徒は6人のみで、それに対して先生も6人! 先生のストライキやスクールバスの運休で、月に何度かは休校になってしまうそうです。
「これはイタリアの経済状態が悪いからなんだ」とFrancoさんが教えてくれました。

二人は13時頃には帰宅して、家でランチを食べます。それからは遊びや宿題、習い事(スイミングと空手)の時間。毎日思いっきり遊んで、とても子どもらしい充実した時間を過ごしているように見えました。

週末、Franco一家と一緒に、ドライブで周辺の山に登ったことがありました。窓から見えるトスカーナの眺め…何人かの友人が「トスカーナの田舎はイタリアの中でも格別」と言っていた理由が分かるような気がしました。(でも日本の風景も負けてない!!)

雨上がりの山の空気はとても澄んでいて、新緑の中をハイキングすると、幸せな気持ちで心が満タンになります。子ども達は色々な種類のキノコや虫を見つけて楽しんでいました。

Luccaでの食事は、素朴だけどとっても美味しい!

イタリアは地方によって名物料理が全く異なるそうで、トスカーナではトリテリーニというラビオリ状のパスタやフォカッチャが有名だそうです。特にフォカッチャは、今までの人生で食べてきたフォカッチャの中で間違えなく一番美味しかった☆

ご飯、お味噌汁、主菜、副菜を並べて食べる日本のご飯も懐かしいけれど、この土地の日常であるパスタだけ、スープだけ、といった質素な食事もなかなか悪くないと思うのでした。(事実、ポルトガル、スペイン、イタリアでお邪魔したお宅は、みんな夜ご飯を簡単に済ませていた。お母さんが1時間も台所に立っているようなことはなかった…平日&たまたまだったのかも知れないけど)

今年中にはFrancoさんの家にはもう一人、家族が増えるそう! またいつか、子ども達が大きくなったら再び訪れたいと思います。



イタリア北部 スピリチュアルコミュニティ 〜ダマヌール〜


ダマヌール!ダマヌール!ダマヌール!!
ダマヌール(Damanhur)は、冬季オリンピックが開催されたTorinoの北約45kmのIvreaという町にあり、「スピリチュアルコミュニティ」として世界的に知られています。

創始者のファルコさんがダマヌールのコミュニティを立ち上げてから40年が経っており、2013年にファルコさんが亡くなった後も、住民約400人のたゆまぬ努力で今も進化を続けています。

ダマヌールが世界的に有名になったきっかけは、1978年から極秘で地下に建設を続けていた『Temple of Humankind(人類の神殿)』の存在が19 91年に内部通報によってイタリア政府にばれ、警察が家宅捜索に入ったことが大きく報道に取り上げられたことです。その後、イタリア政府はこの『人類の神殿』を破壊しようと試みますが、世界中から集まった もの署名によって、このTempleの存在は守られました。

その『人類の神殿』とは、一言ではとても説明しきれないのですが、特定の宗教に属することなく、全ての人類、地球の平和を願って建設が続けられています。現在、内部には7つの部屋がありますが、その全てが一切の重機を使うことなく、ダマヌールの住民の手によって地下に掘られたというから驚きです。神殿への入口には、プロジェクトが極秘にスタートした当時の名残から、外からは全く気づくことができない普通の家が建っています。

でも、一歩足を中に踏み入れると、すべての壁が美しいタイルやステンドグラス、壁画で埋め尽くされていて、とても特別な空間であることを肌から感じることが出来ます。

一つ一つの部屋には『水のホール』『大地のホール』など個々に意味が込められていていますが、私が一番感動を覚えたのは、『迷宮』と呼ばれる空間でした。そこには、世界中で信仰されている35もの神々(各宗教のシンボル的な存在、日本の天照大神も)のステンドグラスが飾られていて、ダマヌールが多様性を尊重し、全ての人類のに対して寛容な姿勢であることを理解できます。

(神殿内は撮影禁止のため、ポスター参照↓)

…神殿についての説明が長くなりましたが、ダマヌールは『人類の神殿』の建設から分かるように、人間のスピリチュアルな部分も非常に重要視していて、住人一人一人の内的な成長が常に問われています。

そのために、一部の人からは「カルト集団」と誤解されることもあるようですが、彼らが最終的に目指しているものは「地球全体に及ぶエコロジカルな社会の実現」です。(事実として、トリノでお世話になったホストや友達もみんなダマヌールの存在を知っていたが「カルト集団だと思ってる人もいるよ」とのコメントでした。)

彼らの目指す「エコ社会」とは、より良い地球環境、調和の取れた人間関係、あらゆる生命体との共存、異なった社会との交流と協働を実現させることを意味しています(注1)

その実践内容はとても堅実で、持続可能な方法で、聖書のような絶対的な存在に囚われることなく、常に柔軟に進化しているという印象を受けました。

具体的な取り組みとしては、ダマヌールのコミュニティ内には、いくつもの会社、協働組織があり、スーパー、クリニック、学校、銀行、保険、建設業、廃物のリサイクル、オーガニック農業など、生活に必要なものを自分たちで運営しています。

(スーパーや病院、カフェ、複数の会社が入っている建物 Crea )


独自のコミュニティ通貨「クレディト」もあり、1クレディト=1ユーロの完全な相互換金が可能です。

(ユーロから換金できるマシーン)


ダマヌールには、『レ・グレダ』と呼ばれる2年毎に選挙で選ばれるコミュニティの指導的な地位の責任者がいて、憲法も司法組織もあります。

その他に、一人一人が独自の法則(法律)のようなものを作り、記録し、それに対して責任を持って取り組んでいるそうです。

(↑ 共同住宅には美しい壁画が描かれている)

彼らの共同生活は、1つの集合住宅(ビレッジ)に20〜25人が暮らしています。

現在26のビレッジがあり、それぞれのビレッジは一つのミッションを掲げており、どこのビレッジに住むかは本人の意思で決められるそうです。

一人に一つ以上の役割が割り当てられており、1週間に半日のシフトで料理番が回ってきます。

ダマヌールの子どもは「みんなの子ども」という感覚があり、親と一緒に暮らしていてもみんなで育てている感覚があるそうです。子どもは14歳までダマヌールの学校に通いますが、その後は外部の学校に行き、ダマヌール市民(ダマヌリアン)として生活していくのか、親とは別の道を行くのかも自分の意思で決めることができます。

週に1度、月曜の午後には全てのビレッジのメンバーが集まり、一緒に瞑想や勉強会などを行っているそうです。

ダマヌール、この40年かけて発展した複雑かつ洗練されたコミュニティについてここに書き尽くすことは到底できないのですが、このコミュニティがずっと発展し続けているのは、一人の指導者や、一つの宗教的なバイブルにすがることなく、住民一人一人が常に多分野にわたって研究と実践を続け、変化ることを恐れない気持ちを持っているからだと思いました。

日本にはまだここまで成熟して発展したコミュニティは存在しないかもしれません。「みんなでダマヌールのようなコミュニティに住もう!コミュニティを作ろう!」という気は全くないのですが、地球上のどこに住んでいても、一人一人がダマヌリアン達のように理想的な世界を思い描きながら暮らすことができたのなら、世界は少しずつ良い方向へ向かっていくような気がします。
ありがとう、ダマヌール!!
(注1) 一部、以下の本を参照

『ダマヌール 〜芸術と魂のコミュニティ〜』たま出版 ジェフ・メリフィールド 著/木原禎子 訳
ダマヌール公式HP

http://www.damanhur.org/en
ダマヌール日本 HP

http://www.damanhur.jp


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